ビタミンC/L-アスコルビン酸

抗酸化作用を有することで広く知られており、コラーゲンの生成にも欠かせない成分となっています。耐熱性に優れず、分解されやすい特徴を持っています。老化の進行を遅らせる働きや、貧血を予防する働きなどもあります。更にシミ、ソバカスの発生を防ぐとも言われています。これらの働きは、コレステロールの酸化を予防することや鉄分の吸収率を高める作用、メラニン色素の発生を阻害する作用などがあると考えられていることに由来します。他にも、ビタミンCは副腎皮質ホルモンの合成に関与し、ストレスに耐性を持たせる働きがあると考えられています。

ビタミンC/L-アスコルビン酸/有用で安全性の高い相互作用

セイヨウイラクサ葉、エキナセアには、ビタミンC(L-アスコルビン酸)との間に有用な相互作用が認められています。セイヨウイラクサ葉は、ケルセチンと言われている物質を含んでおり、アレルギー反応の阻害作用があると考えられています。セイヨウイラクサ葉とビタミンC(L-アスコルビン酸)を併用した場合、アレルギー症状である花粉症などを軽減させる働きがあると言われています。ただし、この植物に対して敏感な方は、稀に消化障害を惹起することもあるとされます。一般には、エキス剤、カプセル剤といった利用形態となります。エキナセアは、免疫系に作用し、感染症であるインフルエンザ及び風邪といった症状を防ぐ働きがあると言われています。エキナセアとビタミンC(L-アスコルビン酸)を組み合わせて用いた場合、同じく免疫系に働きかけ、感染症であるインフルエンザや風邪といった症状の予防に役立つとされています。ただし、ヒナギク系である蓬(よもぎ)やヤグルマギクに対してアレルギー反応を示す方は、その利用を控えます。また、自己免疫疾患である多発性硬化症などを患っているケースにおいても同様となります。