ヤーコンの概要
ヤーコンの研究報告では、生活習慣病である糖尿病及び高脂血症の改善・抗酸化・抗菌作用などがヤーコンの葉のエキスに認められています。原産地をアメリカ南部のアンデス地域とするヤーコンは、キク科に属しています。葉には、フェノール類であるフェルラ酸、カフェ酸、クロロゲン酸、クロロゲン酸の誘導体、ジカフェオイルキナ酸といったカフェ酸誘導体、セスキテルペン類といった有効成分が含有されており、塊根にはフラクトオリゴ糖が多く含有されています。原産地の南米において古くからこの塊根や塊茎が食用に用いられてきた経緯があります。尚、セスキテルペン類には糖尿病の改善があると考えられています。動物実験では、グリコーゲン並びに糖新生による糖の生成が抑えられたとの報告例や血糖低下などを示す報告例が存在しています。臨床試験においても血糖低下を示すデータが存在しますが、レベルの高い試験は実施されていません。
ヤーコン/サプリメントで期待される効能・効果
やーこんでは、2型糖尿病の改善、食後における血糖値の低下など。適切な摂取量やその使用方法は、臨床試験が不十分なため、ハッキリとはしていません。やーこんを摂取する際は、毎日継続しての利用が薦められていて、短い期間の使用では期待されるだけの効果は得られないと言われています。副作用など特に知られている健康被害の報告例は存在していませんが、やーこんを摂取することでアレルギー反応を示すこともあります。また一部の医薬品との相互作用も理論上推察されています。