乳用肥育牛肉リブロース(脂身つき・ゆで)

乳用肥育牛肉リブロース

市販されている牛肉の中には搾乳目的を終えた乳廃牛などもあります。これは乳量の生産が減少したため、牛肉へ転用したものと言えます。この乳廃牛はもともと家畜化された牛の中で乳量増加を意図して品種改良された乳用牛です。また牛肉の需要の増加から、種牡に適さない乳用牛の雄牛も肉牛として出荷されています。この雄牛は種牡を目的として飼育されているのであって、乳は出ません。ただ、国産牛肉の中では、こういった乳用肥育牛肉も多く出回っています。尚、リプロースは、肋骨の背肉を指し、肩ロースの後方に続く位置になります。肉質は柔らかく、風味に優れ、ステーキやしゃぶしゃぶなどに向いています。