はす(未熟・生)


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はす・未熟・生

「 はす・未熟・生」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、4.25%含有し、85k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、葉酸(95.83%:230μg)、次はマンガン(38%:1.33mg)、そして、(27.5%:0.22mg)、ビタミンC(27%:27mg)、リン(23.75%:190mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆13%
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はす


蓮は、多年生の水草で、原産地は南アメリカと考えられています。中国を経て日本に渡来したとされていて、現在も中国からの輸入物が多くなっています。長く伸長した花柄は水中から伸びていて、その花柄の上部に一つの花をつかせます。開花は、夏の朝方で、数日閉じたり開いたりします。その後、半円形の花床のみとなって、花弁は散っていきます。雌しべは、この花床に蜂の巣状態となって埋まっていて、一センチほどの体長となる種子が生じます。成熟に至ると暗黒色に変色しますが、若いうちは緑色をしています。食用とされるのは、種子の中にある子葉で、主成分はでん粉で構成されています。この種子は、一千年以上、その発芽力を消失しないことで、広く知られています。食味はあっさりとした淡白なものになっていて、味に癖がありません。種子は未熟な緑色のものを生食しますが、成熟したものは、殻も固くなっているため、茹でて食します。また、薬膳スープなどの料理にしたり、甘納豆、甘露煮、あん、かし、ちまき、かゆなどにも利用されています。旬は秋となります。尚、蓮の実(はすのみ)は、別名で蜂巣(はちす)と呼ばれていますが、これは、花床が蜂の巣状になって雌しべを埋めている形状に由来するものです。