マロウブルー[まろうぶるー]

マロウブルーの概要

マロウブルーの食用としての利用歴史は古く、古代ローマ時代にまで遡ります。対象部位はマロウブルーの茎及び葉などで、いずれもお茶として使われていたと考えられています。後の世で、様々な地域に伝播しながら品種分化が繰り返され、現在では数百種類以上の品種が存在していると言われています。マロウはアオイ科に分類されていて、原産地を地中海沿岸地域としています。利用部位は花の部分で、耐寒性のある二年草或いは多年草となります。日本ではウスベニアオイと呼ばれていますが、アオイとは種類を異にします。同種では、ウスベニタチアオイと呼ばれているマーシュマロウなどがあり、こちらの方が作用が強いと言われています。ハーブティーにしたマロウブルーは、癖のない芳香を放ち、入れた直後は鮮明な青色をしています。ここにレモンを入れると、ピンク色に変化するのが特徴で、サプライズティーとも言われるそうです。また、時間の経過と共に酸化され、紫色に変わっていく性質もあります。一般に、咳や痰など、気管支の炎症に起因する症状を緩和する働きがあるとされていて、他にもタバコや風邪に起因する炎症にマロウブルーが有効とされています。まろうぶるーの有効成分では、タンニン、アントシアニジン、そして粘液質などが知られています。

まろうぶるー/ハーブティーで期待される効能・効果

緩下、消炎、鎮静作用、美白効果、美肌効果など。また、呼吸器系疾患である気管支炎及び喉の炎症などに対しても有用に働きかけると言われています。