β-グルカン/α-グルカン

期待される効能・効果

グルカンにはα-グルカンとβ-グルカンがあり、αーグルカンは、グリコーゲン、デキストリン、アミロースなどとなります。グルカンは多糖類で且つ不消化性を有するグルコース或いはブドウ糖を含有する成分のことを言います。β-グルカンを含む食品では、よく知られるキノコなどの食品がありますが、サプリメントなどで用いられているのは、パン酵母から抜き出したものが一般化されています。抗癌性が強いとされるβ-D-グルカンは、アガリクス或いはひめまつたけというわれるキノコに多く含有されていて、安全性の高い抗腫瘍薬として期待されています。また、キノコ類の中では、シメジ科、ハラタケ科、サルノコシカケ科に分類されるものにβ-D-グルカンの含有量が多いとされています。その他、アレルギー症状などにも有効とされていて、予防や改善に役立つと考えられています。これは、白血球にβ-グルカンが作用し、これによって白血球が活性化するため、免疫力が向上すると考えられているからです。多くのキノコにβ-グルカンが含まれており、百グラム中では、なめこで約十三グラム、ぶなしめじでは約十五グラム、平茸(ひらたけ)では約十七グラム、椎茸(しいたけ)では約二十七グラム、エリンギでは約十七グラム、舞茸(まいたけ)では凡そに二十一グラム程度含有されています。尚、β-グルカンは免疫力を亢進させることで注目されている成分で、多糖類で且つブドウ糖を含有するものをグルカンと言います。