マンガン/Mn[まんがん]

期待される効能・効果

骨・腎臓の酵素の活性化及び抗酸化作用があると言われています。骨や軟骨を作り、甲状腺ホルモンも生成します。更に神経に作用して疲労やイライラを緩和し、記憶力を増進させるとも考えられています。また、タンパク質、糖、脂質の代謝にも関わります。ナッツ類、キウイ、玄米、海藻類、緑黄色野菜などに多く含まれます。不足すると骨の発育不十分、中枢神経障害、平衡感覚がおかしくなったりします。体内で様々な作用をする酵素の構成成分としてもマグネシウムは必要不可欠で、成人体内には凡そ十ミリグラム程度の存在しています。また抗酸化作用においては、酵素であるスーパーオキシドジスムターゼの構成成分にもなっています。尚、欠乏症では動物実験において生殖機能障害や骨の成長障害が現れたとの報告例が存在します。しかし、一般に市販されている植物性食品にもマンガンは広く含有されているため、通常の食生活で不足することは、ほとんどありません。また過剰症においても、ほとんど見られません。マンガンを多く含む食品では、豆類、種実、茶葉、穀類といったものがあります。人間の体では、毛髪、膵臓(すいぞう)、肝臓といった場所に分布しています。主な作用は、骨の発育促進や、骨及び肝臓における酵素の働きを活性化させる役割があるとされています。 マンガンの基準摂取量
性別 男性 女性
年齢 目安量(mg/日) 目安量(mg/日)
18~29 4.0(上限量:11) 3.5(上限量:11)
30~49 4.0(上限量:11) 3.5(上限量:11)
50~69 4.0(上限量:11) 3.5(上限量:11)
70以上 4.0(上限量:11) 3.5(上限量:11)