ガラナ[がらな]

ガラナの概要

ガラナは、古くはアマゾンの先住民達に利用されていた経緯があり、現地ではペースト状にした種子が食べられていました。ムクロジ科に分類されるガラナの果実は成熟すると黒っぽい種子が見えてきます。原産地をアマゾンとしていて、古くからガラナに薬効があると考えられていたと推測されています。ガラナの有効成分ではカフェインというものがありますが、これはかつてガラニンと言われていたこともあります。コーヒーに比較すると、その含有量は数倍に達します。アルカロイドの一つであるカフェインには興奮作用があることで知られています。また、テオブロミンやテオフィリンと呼ばれる成分も含有されており、テオブロミンには神経興奮作用があると言われています。一方、テオフィリンには鎮痛の働きがあると考えられています。原産地では、強壮剤として利用されており、アメリカなどでは、疲労回復やスタミナ増強などの目的でサプリメントが出回っています。研究例では、がらなに記憶力の向上や血小板凝固などが示されています。また、がらなのカフェイン単体利用よりも、種子全てを対象にして抽出したエキスの方が、作用も高いとされています。

がらな/サプリメントで期待される効能・効果

スタミナ増強、鎮痛・浄血、動脈硬化・疲労回復・肥満・消化不良の改善、眠気防止など。尚、種子にはカフェインが多量に含まれているため、心臓病や高血圧を患っている方は、その使用を控えます。また、授乳中或いは妊娠中の女性、糖尿病や潰瘍のある人なども、使用を控えるべきとされています。