シトラスアランチウムの概要
シトラスアランチウムは交感神経系の働きを高めるとされていて、これは橙(だいだい)に含有されるアドレナリン作動性成分によるものです。橙の学名をシトラスアランチウムと呼び、欧米ではビターオレンジと言われています。中国では胃腸障害に対して内用したり、炎症の抑制目的で外用したりされています。広く知られる働きでは、体脂肪の減少があり、これは有酸素運動を行うと共にシトラスアランチウムを摂取することで、高い効果が得られると考えられています。アドレナリン作動性成分は、シトラスアランチウムの花や葉、果皮と果実に含有されており、特にアミン類の一つであるシネフリンという物質が有効成分と考えられています。このシネフリンは、エピネフリンと呼ばれるアドレナリン作動薬より、その効果が劣るものの、エピネフリンよりその作用が保持されると言われています。他にもしとらすあらんちうむにはチラミンやオクトパミンといったアドレナリン作動性成分のアミン類が含有されており、交感神経系の機能を高めると言われています。
しとらすあらんちうむ/サプリメントで期待される効能・効果
有酸素運動に加えてしとらすあらんちうむの利用で、体脂肪減少・交感神経系の賦活など。中国では古くから伝統医学の領域で用いてきた経緯があり、その作用から得られる効果と安全性がしっかりと打ち立てられています。欧米での研究でも、アドレナリン作動性成分としての有効性が示されていますが、臨床試験の領域ではその情報も不十分とされています。摂取する際、体脂肪減少を期待して利用するケースでは、有酸素運動が必要とされています。一般的な食品とよく似たものであることから、副作用などは特に認められていません。ただ、胃腸障害や皮膚障害などのアレルギー反応を稀に発症することもあります。