シトロネラ[しとろねら]

シトロネラの概要

シトロネラはイネ科に分類されていて、その芳香はレモンバーム或いはメリッサと言われる植物と良く似たものとなっています。中国ではこれをリウマチ痛などに用いているそうです。利用部位は、全草で、蒸留にて精油が抽出されます。シトロネラは、原産地をインドとする多年草で、生命力が強く、暑くて湿気の多い土地を好みます。別名ではコウスイガヤとも言われていて、厳密にはスリランカが起源となっています。その後、質が良いとされるジャワ産のものも普及しています。現在、デオドラント化粧品や、石鹸、香水、スキンローションといったものに幅広く利用されています。古くは、シトロネラから得られた精油を蝋燭に練りこみ、これを虫除けとして用いられていました。シトロネラに含有される成分では、イソオイゲノールメチルエーテルなどのフェノールメチルエーテル系、リモネンなどのシレラールモノテルペン炭化水素系、そしてシトロネロールやボルネオール、ゲラニオールといったモノテルペンアルコール系、またしとろねらールといったアルデヒド系のものが知られています。

しとろねら/アロマで期待される効能・効果

しとろねらのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗菌・抗鬱・消臭作用など。また、殺虫などの作用もあり、古くから蚊などの虫除けとして使われてきました。現在、防虫キャンドルにも利用されています。尚、肌に与える刺激が強いため、その使用量に注意が必要とされています。