パチュリー[ぱちゅりー]

パチュリーの概要

パチュリーはシソ科に分類されていて、原産地を東南アジアとする常緑多年草となります。土壌も肥沃な土地を選び、日差しの良く当たる所に見られる植物です。あまり見られることのない花を持っており、全草は化粧品などの芳香剤として利用されています。利用部位は、パチュリーの全草で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、インドネシアやフィリピン、インド、マレーシアといった国々が生産国となっています。語源は、インドの言語に由来するもので、現地では、衣服にパチュリーを付着させることで虫除けに用いているそうです。日本では、他の動物に噛まれた際、パチュリーが用いられていた経緯があり、解毒剤としての利用は古いものとなっています。ぱちゅりーの良く知られる作用では、精神状態を落ち着かせ、正常化させる働きや、意識をハッキリさせて頭脳明晰にする働きといったものがあります。また、利尿作用を促進させる働きや筋肉痛及び腰痛といった症状の緩和作用もあるとされています。更に、皮膚疾患である湿疹やあかぎれといった症状の治癒を促進する働きなども指摘されています。含有される成分では、バチュロールなどのセスキテルペンアルコール系のものやα-ブルネッセン、α-ガイエン、α-パチュレンといったセスキテルペン炭化水素系の物質が知られています。

ぱちゅりー/アロマで期待される効能・効果

ぱちゅりーのエッセンシャルオイル(精油)としては、静脈強化・防虫・抗炎症作用など。また瘢痕形成などにも有用に働くと言われています。