ジャーマンカモミール[じゃーまんかもみーる]

ジャーマンカモミールの概要

ジャーマンカモミールはフルーツのような芳香性を有し、見た目は小菊のようになっています。含有される成分にカマズレンという物質がありますが、これは脂肪性のオイルの一種で、抗炎症作用があることで知られています。そのため、皮膚疾患である湿疹などの炎症をはじめ、胃炎及び腸炎といった症状に対しても有効とされています。また、抗炎症の他、抗菌作用や抗ウイルス作用などもあるとされ、日本においては「カミツレ」の名称で普及しています。カモミール系には幾つかの種類が知られていますが、その中でカモミールローマンなどがあります。カモミールジャーマンは、キク科に分類されており一年草となります。甘い芳香性を有することから、ハーブティーなどの茶剤としても利用されおり、精神状態を落ち着かせたり、消化促進作用などがあるとされています。主なジャーマンカモミールの生産国は、フランスやモロッコ、エジプト、ドイツなどで、精油は蒸留にて抽出されています。ジャーマンカモミールに含有される成分では、カマズレン、α-ビサボロールオキシサイドB及びα-ビサボロールオキシサイドAといったものがあります。尚、ジャーマンカモミールは、ジャーマンカモマイルやカモマイルジャーマン、カモミールジャーマンとも呼ばれます。

じゃーまんかもみーる/アロマで期待される効能・効果

じゃーまんかもみーるのエッセンシャルオイル(精油)としては、鎮痛・鎮静・血圧低下・強壮・抗炎症・抗ウイルス・女性ホルモン様・消化促進作用など。尚、体質によって炎症を惹起することも考えられているため、利用前にパッチテストが薦められています。また、妊娠初期段階においては、オイルの使用を避けるべきとされています。