アンジェリカルート[あんじぇりかるーと]

アンジェリカルートの概要

アンジェリカルートは別名でヨーロッパトウキとも呼ばれており、セリ科に分類されています。利用部位は、種子及び根部分で、全草から特有の強い芳香を放ちます。当帰(とうき)は中国での呼び名で、漢方の領域において利用されており、主に強壮目的で用いられています。古くからヨーロッパなどでは、サラダとして或いは野菜としてアンジェリカルートの新芽や根及び葉が利用されてきました。また、不安を感じるときに活力を与えてくれる働きがあるとされていて、不安と力の精油とされています。その他、自律神経を調整する働きもあるとされているため、更年期障害にも有効とされています。昔からヨーロッパなどにおいてアンジェリカルートは薬草と共に食用にも使われてきた経緯があり、神聖な植物の一つとして珍重されていたとされます。生息域は、水の存在する場所の近くとされていて、根からは蒸留によってアンジェリカルートが抽出されます。また、アンジェリカシードと呼ばれる種子からは、精油が抽出されます。含有される成分では、αピネン、リモネン、β-フェランドレン、α-フェランドレンといったものがあります。

あんじぇりかるーと/アロマで期待される効能・効果

あんじぇりかるーとのエッセンシャルオイル(精油)としては、ホルモン分泌の調整・強壮・代謝促進・去淡・鎮咳・疲労回復・利尿作用など。妊娠中の人や糖尿病を患っている方はその使用を控えるべきとされています。