コムギハイガユの概要
コムギハイガユは穀類特有の芳香性を少し有し、いわゆる小麦が原料となっています。利用部位は小麦胚芽で圧搾にて抽出されていますが、この小麦胚芽は通常の小麦から小麦粉を生成する工程において、分離されます。主な生産国はアメリカをはじめ、オーストラリアやカナダとなっており、小麦自体は広く食用にされている植物の一つとなっています。この小麦から作り出されたコムギハイガユにはビタミンEが多く含有されています。ビタミンEは、抗酸化作用を持つことで広く知られている成分ですが、これが含まれていることによってコムギハイガユの保存性も優れたものになっています。また、他のオイルとコムギハイガユを混ぜて使用すると、そのブレンドオイルの保存性も高まります。一般に、コムギハイガユは、強い粘着性を有しているため、他のオイルに入れられるケースが多くなっています。このため、小麦胚芽油単体での使用は、あまり見られません。
コムギハイガユ/アロマで期待される効能・効果
小麦胚芽油のエッセンシャルオイル(精油)としては、血行促進作用・老化予防など。また、肌荒れ及び乾燥肌といった症状に対してもその改善目的で利用されています。小麦胚芽オイルを使ってマッサージすると、筋肉痛や冷え性といった症状が軽減されると言われています。尚、稀に小麦に対してアレルギー反応を示す方もおられるため、そういった場合は、その利用を控えるべきとされています。