ローレル/月桂樹/ゲッケイジュ[ろーれる/げっけいじゅ]

ローレルの概要

ローレルはクスノキ科に属し、原産地を南ヨーロッパとしています。葉の形状は槍状で光沢があります。その葉は食用にも使われています。利用部位は、葉部で、蒸留法にて精油が抽出されています。現在、スペインやモロッコなどが生産地で知られています。ローマ時代の競技では、このローレルを用いた冠が与えられたと言われています。語源はラテン語に由来したものとなっています。食用では、スープ及びシチューといった調理の際に、ローレルの葉が用いられています。和名では月桂樹(げっけいじゅ)と言われる植物で、別名ではベイとも呼ばれています。一般に、ローレルは鬱症状や精神状態が混乱した際、感情を正常化させる働きがあると言われています。また、痛みを伴う関節痛や消化不良から引き起こされる食欲不振などにも有用とされています。更に、皮膚の痒みやニキビなどの症状を緩和する作用もあるとされます。その他、毛髪の育成にも役立つとされています。ローレルに含有される成分では、サビネン、パラシメン、ピネンといったモノテルペン炭化水素系、オイゲノールなどのフェノール系、そしてゲラニオールやリナロールといったモノテルペンアルコール系、また酸化物であるシネオールといったものが知られています。

ローレル/アロマで期待される効能・効果

ローレルのエッセンシャルオイル(精油)としては、強壮・鎮痛・鎮静・抗菌・強肝・健胃・収斂作用など。尚、肌へ与える刺激の影響が強くなっているため、その利用する量に注意を要します。また、妊婦の方はその利用を控えます。