イランイラン[いらんいらん]

イランイランの概要

イランイランはバンレイシ科に分類されていて、別名ではカナンダとも呼ばれています。利用部位は花部となります。さまざまな花の中の花を意味するイランイランは、甘酸っぱい芳香を有し、ジャスミンにも似ていると言われています。名称は、名前はアランイランと言われるマレー語に因んでいるとされています。香りは人によって好みが様々とされておりますが、品質は四つに分類されています。これは蒸留の工程において異なる方法が用いられるためで、値段にも影響を与えています。このうち、最も良質とされているのが、最初に蒸留された精油(エクストラ)で、他の精油と比較すると香りも上品なものになっています。良く知られるものでは、シャネルNo5の原料にも入っているとされています。イランイランは精神をリラックスさせ、ストレスの解消など、補助的に作用すると言われています。イランイランに含有される成分では、β-カリオフィレン、α-ファネッセン、リナロール、ベンジルといったものがあります。

いらんいらん/アロマで期待される効能・効果

いらんいらんのエッセンシャルオイル(精油)としては、惚れ薬的・鎮静・抗菌・抗炎症・ホルモン活性促進作用など。また、精神状態を高揚させたり、リラックスへ作用したりする働きがあるとされています。その他、消毒にも役立てられています。尚、過剰利用によって、吐き気や頭痛といった症状を訴えることもあると言われています。これは、芳香性が強いためで、少な目の量を心がける必要性があるとされています。