サンダルウッドの概要
サンダルウッドはビャクタン科に分類されていますが、その生存量は数少なくなっているとされます。現在では、僅かに精油として利用されるだけになっています。サンダルウッドは寄生樹であるため、他の植物の根に、自分の根を定着させて生息しています。古くはインドにおいて薬用と共に防腐剤や化粧用としても利用されてきた経緯があります。日本では、白檀(びゃくだん)と言われていて、古くから寺院や家具などにサンダルウッドの木が使われてきたとされています。更にお香や線香といったものにも利用されています。利用部位は、サンダルウッドの木で、蒸留にて精油が抽出されています。さんだるうっどは、発声に対して作用するといわれており、かすれた声などを正常にさせる働きがあるとも言われています。これは、さんだるうっどが気管支系の症状に作用するとされているためで、喉の痛みなども改善すると言われています。含有される成分では、サンタレンやα-サンタロール、β-サンタロールといったものがあります。
さんだるうっど/アロマで期待される効能・効果
エッセンシャルオイル(精油)としては、抗炎症・去痰・惚れ薬的・鎮静・利尿・強心作用など。また、肝臓や膀胱といった臓器に対して強い殺菌性を有するとされています。その他、下痢を抑制する収斂、そして鎮静作用から、乾燥或いはそれに伴う痒みや炎症、ニキビ、脂性肌といった症状に対しても有用とされています。