タラゴン[たらごん]

タラゴンの概要

タラゴンはキク科に分類されていて、岸辺など小川周辺によく見られる植物です。タラゴンは灰色或いは白色をした花を持っていて、細長い葉を有しています。その葉の色は緑色になっています。木質になっている茎は非常に硬く、成長すると一メートル近くに達するものも見られます。和名では、カワラヨモギと呼ばれているもので、古くは、動物に噛まれた傷の治療や歯痛の軽減に用いられていたと言われています。タラゴンの栄養面ではビタミン類を多く含んでおり、今日ではフランス料理などにも利用されています。香水の成分であるエスラゴンはタラゴンのことでフランスにおいて広く知られています。良く知られる作用では、落ち込んだ精神状態を向上させ、また月経痛や筋肉痛などの痛みを軽減するといったものがあります。また利尿作用を有することでも知られています。利用部位は全草で、蒸留にて精油が抽出されています。たらごんに含有される成分では、シネオールなどの酸化物やオシメンなどのエーテルモノテルペン炭化水素系、チャビコールメチルといったフェノールメチルエーテル系のものが知られています。

たらごん/アロマで期待される効能・効果

たらごんのエッセンシャルオイル(精油)としては、駆風・駆虫・消化促進・食欲増進・通経・緩下・健胃・鎮痙・利尿・抗菌作用など。また、リウマチなどに対しても有用に作用すると言われています。尚、肌へ与える刺激の影響が強くなっていますので、その利用する量に注意が必要とされています。