ベルガモット[べるがもっと]

ベルガモットの概要

ベルガモットはミカン科に分類されていて、原産地をシシリアとしています。花は白くなっていて、オレンジのような小形の果実を実らせます。葉は細長くなっており、常緑低木となります。別名では、ベルガモットオレンジと呼ばれています。似たようなものでは、薬草のベルガモットがありますが、これはタイマツバナとも言われているもので、精油で使われるベルガモットとは種類を異にします。芳香が似ているため、タイマツバナもべるがもっとと呼ばれるようになったそうです。利用部位は、果皮で、圧搾にて精油が抽出されています。現在、イタリアやチュニジア、モロッコ、ギニアといった地域が生産地となっています。フルーティーな芳香を有し、紅茶のアールグレイの香り付けとしても利用されています。一般に、べるがもっとは鬱状態を緩和し、緊張や不安などを解消する働きがあると言われています。また、興奮した精神を落ち着かせ、睡眠を促進する働きもあると言われています。更に、気管支系疾患の痛みを抑え、消化や食欲を促進させる働きもあると考えられています。その他、皮膚疾患であるニキビや湿疹といった症状にも有用に働きかけると言われています。含有される成分では、リナロールや酢酸リナリル、リモネン、β-ピネン、γ-テルピネンといった成分が知られています。

べるがもっと/アロマで期待される効能・効果

エッセンシャルオイル(精油)としては、解熱・抗ウイルス・消化促進・鎮静・鎮痙・抗菌・駆風・健胃・w抗鬱・消化促進・消臭作用など。また、瘢痕形成にも有用に作用すると言われています。尚、使用の際、日差しに当たることを避けます。これはべるがもっとに光毒性が知られているためです。また、皮膚が敏感な方もその利用する量に注意が必要とされています。