椿油/ツバキユ/カメリア[かめりあ]

カメリア・ツバキユの概要

カメリアは台湾や朝鮮半島、日本では本州から南側の各地域にて生息している植物で、原料となるのはヤブツバキとなります。利用部位は、このヤブツバキの種子で、圧搾にて抽出されます。芳香性はありませんが、日本においては古くから女性の髪に利用されてきた経緯があります。椿油(つばきゆ)には、黒髪を綺麗に維持する働きがあるとされていますが、これは有害とされる紫外線から髪や肌を保護するためと考えられています。古くは、こうした薬用以外に、飲用されたり灯り用に用いられていたともされています。カメリアオイルの特徴としては、粘着性が少ないことと、皮膚への浸透力に優れているといった点になります。ヤブツバキは、園芸花の一つとされているもので、日本から世界に伝播していった植物となっています。尚、カメリアオイルはベースオイルの一つになります。

カメリア・ツバキユ/アロマで期待される効能・効果

カメリアのエッセンシャルオイル(精油)としては、老化現象に伴う肌の衰えや乾燥肌といった症状に対して、その改善目的に適しているとされています。また、酸化に対して耐性があるため、長期に渡っての保存性にも優れています。髪へ塗布した場合は、様々な外界による影響から保護され、サラサラの髪質を維持すると言われています。その他、紫外線を吸収する働きもあると考えられているため、日焼け止めとしての作用もあるとされます。