シベリアモミ[しべりあもみ]

シベリアモミの概要

シベリアモミはマメ科に分類されていて、別名ではシルバーファーとも言われています。シベリアモミの葉部から抽出される精油は、百分の一程度となっているため、非常に貴重な精油となっています。現在、アメリカをはじめ、ロシアやカナダが生産国となっており、主な利用部位はシベリアモミの球果となります。精油は蒸留にて抽出されます。ヨーロッパなどでは古くから民間療法の領域で利用されてきた経緯があり、その薬用歴史も古いものとなっています。シベリアマツとも言われていて、クリスマスツリーを彷彿させるものとなっています。森林浴さながらの芳香を有し、苛立った精神状態を正常化し、気分をリフレッシュさせると言われています。また、喘息や風邪など、呼吸系のトラブルに関して殺菌作用や消毒の働きがあるため、こういった症状に対しても有用とされています。シベリアモミに含有される成分では、サンテン、α-ピネン、β-ピネン、β-フェランドレン、リモネン、カレン、カンフェンといったモノテルペン炭化水素系のものや、酢酸ボルニルといったエステル系のものが知られています。

しべりあもみ/アロマで期待される効能・効果

しべりあもみのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗菌・抗痙攣作用など。また皮膚軟化や防腐、うっ滞、うっ血といったものに対しても有用とされています。尚、肌へ与える刺激が認められているため、その利用の量に加減が必要とされています。