ベンゾインの概要
ベンゾインはエゴノキ科に分類されていて、原産地をスマトラやタイ、ジャワなどとしています。ベンゾインの花は開花すると下に向いて垂れ、その色は白色をしています。利用部位は、樹脂で、溶剤を用いて精油が抽出されています。これをアブソリュートと呼んでいます。現在、スマトラをはじめ、インドやマレーシア、ジャワ、タイなどがよく知られている生産地となっています。芳香は甘くなっていて、バニラのようだと言われます。安息香(あんそくこう)との別名を持っており、これは、何らかの原因で荒くなった息を落ち着かせる作用があると考えられていたことに因んでいます。一般に、ベンゾインは沈んだ気分を回復させる働き、炎症及び痛みを伴う関節痛や気管支系の症状を緩和する作用があると言われています。また明るく元気な気持ちにさせ、肌を瑞々しくする働きなどもあると考えられています。ベンゾインに含有される成分では、バニリンや安息香酸シンナミル、安息香酸コンフィニルといったものが知られています。
ベンゾイン/アロマで期待される効能・効果
ベンゾインのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗炎症・鎮静・鎮痙・去痰・収斂作用など。また、神経のバランスをコントロールする働きや、細胞の修復あるいは再生を促す働きもあると言われています。