ナツメグ[なつめぐ]

ナツメグの概要

ナツメグはニクスグ科に分類されていて、刺激的且つ甘い芳香を放ちます。ナツメグは日本でも広く知られている植物の一つで、菓子類などにも多く風味付けとして利用されています。特にドーナツなどはよく知られています。利用部位は、種子部で、蒸留にて精油が抽出されています。これがナツメグと言われるものですが、種子部を覆っている赤色のレース状の仮種皮からはメース或いはメイスと言われる精油が作られます。ナツメグ自体は、スパイスとして昔から利用されてきた経緯がありますが、薬用としても健胃剤として用いられていたとされます。また、ミイラの防腐剤として、古代エジプト時代には使っていたそうです。近年では、リキュールや香水、石鹸といったものにも使われています。良く知られる作用では、意識をハッキリさせたり、精神的に活力を与えたりするといったものがあります。また、便秘の症状を緩和したり、消化促進や食欲増進作用などもあるとされています。なつめぐに含有される成分では、ミリスチシン、リモネン、α-ピネン、β-ピネン、サビネンといったものが知られています。

なつめぐ/アロマで期待される効能・効果

なつめぐのエッセンシャルオイル(精油)としては、強心・駆風・惚れ薬的・歯痛緩和、制吐・鎮痛・鎮痙・分娩促進・緩下・強壮・抗菌作用など。尚、過剰に利用することで知的機能の中毒症状が現れることもあるとされます。肌へ与える刺激の影響も強いため、その利用に注意が必要とされています。また、妊婦の方は、その利用を控えます。