マヌカ[まぬか]

マヌカの概要

マヌカはフトモモ科に分類されていて、原産地をニュージーランドとする植物になります。近年では観賞用としての用いられ方が普及していると言われています。利用部位は、マヌカの枝及び葉部で、蒸留にて精油が抽出されています。古くからニュージーランドの先住民達によって用いられてきたものであって、現在でもニュージーランドがマヌカの生産国で知られています。ティートリーの精油はオーストラリアのみで作られていて、これの近縁種とされるのがマヌカになります。芳香は、ティートリーの方が薄くなっています。一般に、まぬかは鬱症状を緩和させる働きや精神的に落ち込んだ時に気分を回復させる働きなどがあると言われています。また、炎症や痛みの原因となる呼吸器系の異常や感染症から引き起こされた消化器系の異常などに対しても、有用に働くと言われています。更に、脂性肌を清潔に維持する働きがあるとされているため、ニキビの改善にも有効とされています。含有される成分では、γ-テルピネンといったモノテルペン炭化水素系やリナロール、テルピネンといったものが知られています。

まぬか/アロマで期待される効能・効果

まぬかのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗菌・抗ウイルス・去痰・発汗・強心・鎮痛作用など。また、瘢痕形成などにも有用に働くと言われています。尚、妊婦の方はその利用を控えます。