フランジュパニの概要
フランジュパニはキョウチクトウ科に分類されていて、日本ではインドソケイの名称で知られています。桃色や赤色、白色などの花を咲かせます。別名では、プルメリアとも呼ばれています。利用部位は、プルメリアの花部で、溶剤を用いて精油が抽出されています。また、これをアブソリュートと言います。古くから宗教や儀式などの領域で用いられてきた経緯があり、香料自体のはじまりは十六世紀ごろと言われています。フランジュパニと良く似た芳香を有しているため、プルメリアの花がフランジュパニと呼ばれることもあります。一般に、フランジュパニは緊張を払拭して活力を与え、気分を向上させる働きや、血液循環を改善し、体温を上昇させる働きなどがあると言われています。また、感覚を研ぎ澄まさせ、集中力を亢進させる働きもあると言われています。更に、乾燥の害から皮膚を保護し、健全に維持する働きもあるとされています。含有される成分では、酢酸ベンジルやリナロールといったモノテルペンアルコール系の成分が知られています。
フランジュパニ/アロマで期待される効能・効果
エッセンシャルオイル(精油)としては、抗鬱・鎮痛・鎮静・血行促進作用など。尚、近年、フランジュパニと称される、ブレンド品が市場へ出回っています。