薄荷/ハッカ[はっか]

ハッカの概要

ハッカはシソ科に分類されていて、日本でのハッカの産地は北海道などが知られています。ハッカは、ジャパニーズミント、スペアミント、ペパーミントの三つに大別されています。セイヨウハッカは含有されるメントールが少ないため、ハッカ油として価値があるとされています。和種薄荷は、医薬品などをはじめ、香料などにも使われており、その使用歴史はかなり古いものとなっています。昔から、疲れ目などの改善に用いられていたそうです。現在、日本をはじめ、中国やインドなども生産地となっています。利用部位は、全草で、蒸留にて精油が抽出されています。良く知られる作用では、ストレスを軽減したり、筋肉痛の緩和といったものがあります。また、消化を補助したりする作用などもあるとされていて、更に肌へ使うと心地よい清涼感と共に、皮膚を清潔に維持することができると言われています。含有される成分では、リモネンなどのモノテルペン炭化水素系のものやメントンなどのケトン系、いわゆるメントールと言われるモノテルペンアルコール系の物質が知られています。

ハッカ/アロマで期待される効能・効果

薄荷のエッセンシャルオイル(精油)としては、抗アレルギー・抗菌・鎮痛・利胆作用など。また、運動抑制作用や抹消血管を広げる働きなどもあるとされています。尚、肌へ与える刺激の影響が強いため、その利用する量に注意が必要とされています。また、妊婦の方や授乳中の方は、その使用を避けるべきとされています。