パセリシードの概要
パセリシードはセリ科に分類されていて、いわゆるパセリのことを言います。原産地を地中海地方としていて、ハンガリーなどがパセリシードの生産地として知られています。利用部位は、パセリシードの種子部で、蒸留にて精油が抽出されています。古代エジプト時代は、泌尿器系のトラブルに対して用いていた経緯があり、逆にローマなどでは、生まれた子供の体が弱くなるとして敬遠されていたそうです。その後、根拠のない言い伝えは、消滅し、現在ではその利用も広く普及するに至っています。栄養面ではビタミン類やミネラル類を多く含み、野菜として定着しています。パセリシードの良く知られる作用では、苛立った神経を鎮静したり、筋肉痛や関節痛といった症状を軽減する働きなどがあります。また、婦人病である月経不順の改善や創傷の治癒を促進する働きなどもあるとされています。更に、育毛にも作用すると指摘されています。ぱせりしーどに含有される成分では、ピネンなどのモノテルペン炭化水素系のものやミリスチシンやアピオールといったフェノール系の物質が知られています。
ぱせりしーど/アロマで期待される効能・効果
ぱせりしーどのエッセンシャルオイル(精油)としては、去痰・解熱・消化促進・抗菌・鎮静・鎮痙・分娩促進・通経・利尿・強壮・駆風・惚れ薬的・浄血作用など。尚、肌へ与える刺激の影響が強いため、その利用に注意が必要とされています。また、妊婦の女性の方は、その利用を控えます。