檜/桧/ヒノキ[ひのき]

ヒノキの概要

ヒノキは日本各地の温帯地域及び暖帯地域に見られる常緑針葉高木で、ヒノキ科に分類されています。利用部位はヒノキの心材で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、日本や台湾などが主な産地となっています。古くから建築材木として神仏関係に用いられてきた経緯があり、これは水分に耐性があり、害虫を寄せ付けないところに起因しています。更に葉部には殺菌作用があると言われているため、食材が腐るのを遅らせる働きがあるとされます。そのため、様々な料理において用いられている傾向があります。この葉には、α-ピネンやボルネオールなどの成分が含有されているため、疲労回復や、炎症を抑えたり、心を安定させる働きがあると言われています。その他、老化現象に伴って衰えてくる皮膚を元気にする働きもあるとされています。ヒノキに含有される成分では、ヒノキオールと言われるフェノール系、ボルネオールなどのモノテルペンアルコール系、酢酸ボルニルなどのエステル系、α-ピネンといったモノテルペン炭化水素系の物質が知られています。

ヒノキ/アロマで期待される効能・効果

檜のエッセンシャルオイル(精油)としては、抗菌・防虫・消臭・鎮静作用など。尚、肌へ与える刺激の影響が高いため、使う量に注意が必要とされています。その他、妊婦の方などは、その利用を避けるべきとされています。