オールスパイスの概要
オールスパイスはフトモモ科に分類されていて、別名ではピメントとも呼ばれています。爽快で甘い芳香性を有し、多くの食品との併用に適しているとされます。百味コショウは、日本特有の呼び名ですが、名称は、スパイスであるシナモンやクローブ、コショウ、ナツメグといったものの芳香性を全て有していると言われているところに由来しています。現在、オールスパイスの主産国はインドやジャマイカ、中南米とされていますが、もともとこういった熱帯地域に生息する常緑高木となります。古代のマヤ人などは、このオールスパイスを防腐剤として遺体に入れたり、食用としても利用していたと言われています。乾燥させた若い果実は、風味付けとして御菓子だけでなく、さまざまな料理に対して用いられています。花は小さく、その形状は房状で、白色をしています。野性的な芳香性を有し、主な働きでは抗菌作用や消化促進作用などが知られています。オールスパイスの精油は、蒸留によって葉部から抽出され、血行を改善し体を温める作用や、痛みを緩和する作用などがあるとされます。おーるすぱいすに含有される成分では、カリオフィレンなどのセスキテルペン炭化水素、そしてメチルオイゲノールやオイゲノールといったフェノール系のものがあります。
おーるすぱいす/アロマで期待される効能・効果
おーるすぱいすのエッセンシャルオイル(精油)としては、代謝促進・食欲促進・精神高揚・抗炎症・血行促進作用など。尚、刺激による体への影響が強いため、その利用には慎重を要するとされています。また、マッサージなどで、広範囲で体に用いることは薦められていません。