ディル[でぃる]

ディルの概要

ディルはセリ科に分類されていて、原産地をインドとしています。葉は羽状で緑っぽい色をしています。花は小さく、その色は黄色をしていて一年草となります。果実は扁平をしていて小形となっています。利用部位は、この果実の種子部で、蒸留にて精油が抽出されています。古代エジプトでは、頭痛などの症状に対して、ブリオニアやコリアンダーと共に、ディルをブレンドして、その緩和に利用していたとされます。ディルの語源は、ディレと言われるアングロサクソン語に由来するもので、今日では薬用だけでなく、スープやソース、ピクルス、パンといったものにも広く食用として利用されています。良く知られる作用では、意識を鮮明にし、頭をすっきりさせる働きや、口臭の消臭作用、便秘の改善といったものがあります。ディルに含有される成分では、カルボンなどのケトン系、α-フェランドレンやリモネンといったモノテルペン炭化水素系のものが知られています。尚、でぃるはコリアンダーのほか、サイプレスやプチグレン、ベルガモット、スイートオレンジといった他の精油と併用されることもあります。

でぃる/アロマで期待される効能・効果

でぃるのエッセンシャルオイル(精油)としては、健胃・催乳・消化促進・鎮静・鎮痙・分娩促進・発汗・駆風・惚れ薬的・抗菌作用など。尚、妊婦の方はその利用を控えます。また授乳中の女性の方は、その利用に注意が必要とされています。