カユプテ/カユプト[かゆぷて/かゆぷと]

カユプテの概要

カユプテはフトモモ科に分類されており、原産地を東南アジア諸国とする常緑樹となります。別名では、ホワイトティートリーとも言われており、これは白みを帯びた樹皮に由来したものとなっています。芳香性は、ティートリーのそれに類似しており、利用部位は枝及び葉部で、蒸留にて抽出されています。フトモモ科に分類される植物の精油には抗菌作用があることで知られていて、ティートリーをはじめ、カユプテにも同様の働きがあるとされています。名称は、白い木を意味するマレー語のカユプティに由来したものとなっています。古くからインドネシアにおいてカユプテが薬草として用いられてきた経緯があり、そのため周辺諸国においてもあらゆる病気に作用する植物として利用されてきたとされます。葉は、ハーブティーといった茶剤に利用されるケースが多く、また鎮痛剤として潰した葉の香りを吸引するといった用いられ方もします。現在、主なカユプテの生産国はマレーシアをはじめフィリピンやベトナム、そしてオーストラリアなどとなっています。含有される成分では、α-ピネン、β-ピネン、ミルセン、シネオール、そしてシトラールなどのアルデヒド系、リモネンなどのモノテルペン炭化水素系、またリナロール、α-テルピネオといったモノテルペンアルコール類などがあります。

カユプテ/アロマで期待される効能・効果

カユプテのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗菌・抗ウイルス・抗炎症・発汗・去痰・鎮咳・代謝促進・強壮・血流改善作用など。尚、皮膚への影響が強いため、肌が敏感となる人はその利用量に注意が必要とされています。