ゼラニウム[ぜらにうむ]

ゼラニウムの概要

ゼラニウムはフウロソウ科に分類されていて、別名ではローズゼラニウムとも呼ばれています。幾つかの種類が知られていますが、通常、アロマテラピーやハーブなどの領域で用いられているのは、ローズゼラニウムと言われているものになります。名称に含まれているように、バラの芳香性を有します。そのため、香料として香水などに多用されています。ゼラニウムの葉の縁はギザギザ状になっており、その花は桃色をしていて、大きさも小さいものになっています。種類によっては、バラの芳香以外に林檎(りんご)によくにた香りを有するものもあります。利用部位は全草で、蒸留によって精油が抽出されています。良く知られる働きは、鬱症状の緩和や、気分を明るくさせる作用といったものです。また、更年期障害の諸症状や月経前緊張症などにも有用に働くと言われています。更に皮脂の分泌量を調整し、炎症を伴う湿疹や火傷といった症状にも有効とされています。含有される成分ではネリルやイソメントン、ゲラニオール、リナロール、シトロネロールといったものが良く知られています。

ぜらにうむ/アロマで期待される効能・効果

ぜらにうむのエッセンシャルオイル(精油)としては、血糖降下・抗凝血・収斂・鎮痛・創傷治癒促進・血管収縮・抗鬱・抗凝血・抗菌作用、など。また、組織において、その発達を促す働きなどがあると考えられています。尚、妊婦の方の利用は控えた方が良いとされています。これはぜらにうむにホルモン様の作用があるためとされています。