コリアンダー[こりあんだー]

コリアンダーの概要

コリアンダーはセリ科に分類されていて、別名ではチャイニーズパセリやコエンドロなどとも呼ばれています。特有の芳香があり、その香りにはとてもクセがあると言われています。古い歴史を持っているとされるハーブの一つで、葉はエスニック料理などで生食されています。また、カレーやリキュール、ピクルスといった調理には、コリアンダーの種子が用いられています。葉には癖のある香りが漂っていますが、種子は柑橘のような芳香を放っているとされます。種子から生成されたコリアンダーのオイルの香りは、精神が沈んでいる際に、その気持ちを向上させると言われています。また、消化器系へも作用し、食欲不振などの症状に対して有用とされています。古くは、防腐剤として肉に使われていたり、ワインの風味付けとしても利用されていました。現在、主なコリアンダーの産地は、アフリカ北部やアジア西部などで、ロシアやインド、ルーマニアといった国々となります。こりあんだーに含有される成分では、カンファーなどのケトン類、リモネン、γ-テルピネンといったモノテルペン炭化水素類、酢酸ゲラニルなどのエステル類、そしてリナロールといったものがあります。

こりあんだー/アロマで期待される効能・効果

こりあんだーのエッセンシャルオイル(精油)としては、鎮痛・鎮静・抗炎症・消化促進・食欲増進・強壮作用、抗不安症、など。尚、過剰に使用すると、麻痺症状を惹起することが示唆されているため、その利用量には注意が必要とされています。