クラリセージ[くらりせーじ]

クラリセージの概要

クラリセージはシソ科に分類されていて、別名ではオニサルビアとも呼ばれています。花も、サルビアのそれによく似ていて、少し小形となっています。甘い芳香性が強く、化粧品及び香水といったものに利用されるケースが多くなっています。古くは、目に入ったゴミをクラリセージの種子に含有される粘液質を用いて取り除いてたとされます。現在、クラリセージの生産国はフランスやロシア、モロッコなどとなっており、利用部位は、クラリセージの全草で、蒸留にて精油が抽出されています。こうした出来上がった精油には、緊張を解きほぐし、不安などの感情を払拭するとされます。また、パニックの際には鎮静作用があると言われています。更に月経不順などにも有用に作用するとされ、加えて血行促進や髪の毛の成長促進作用なども指摘されています。精油の中でのくらりせーじは、安全性が認められているため、アロマテラピーの領域でもよく利用されます。その他、女性ホルモン様作用を有するため、女性特有の婦人病など、諸症状に役立つと言われています。含有される成分では、スクラレオール、ゲルマクレンD、リナロール、酢酸リナリルといったエステル類などが知られています。

くらりせーじ/アロマで期待される効能・効果

エッセンシャルオイル(精油)としては、鎮痛・鎮静・精神安定・血行促進・女性ホルモン様・月経促進・分娩促進作用など。尚、運転前の使用は控えるべきとされていて、これはくらりせーじに鎮静作用があるためです。また、過剰に利用することで、吐き気や頭痛といった症状を訴えるケースも見受けられます。その他、妊娠中の方の利用は控えるべきとされています。