カーネーション[かーねーしょん]

カーネーションの概要

カーネーションはナデシコ科に分類されていて、原産地をヨーロッパなどとしています。薬用と共に食用としても用いられており、精油を抽出するための品種と観賞用の品種には分類されていません。この点が、ローズなどとは違うところになります。カーネーションは甘い芳香性を有し、日本の市場においてはあまり流通していない精油となります。そのため、値段も高めに設定されています。溶剤を用いて、花から精油を抽出し、ポプリ及び香水などの原料として用いられています。欧米では、幸福の象徴としてカーネーションを使うケースが多く見られますが、日本でも、母の日に贈る慣習があります。名称は、イギリスにおいてコロネーションと言われる行事に用いてたことに因んでいるとされます。カーネーションは気分を爽快にさせ、不安を払拭し、ストレスの負荷を緩和すると言われています。また、消化を促進させる働きや消化不良といった症状にも作用すると考えられています。更に、虫除けとしての働きもあるとされています。かーねーしょんに含有される成分では、シトロネラールなどのアルデヒド系、オイゲノールといったフェノール系の物質があります。

かーねーしょん/アロマで期待される効能・効果

かーねーしょんのエッセンシャルオイル(精油)としては、免疫賦活・血管拡張・抗ウイルス作用など。尚、皮膚への影響が強いため、その使用を加減するなど注意が必要とされています。