パインニードルの概要
パインニードルはマツ科に分類されていて、北ヨーロッパやスカンジナビア、ロシアといった地域に分布しています。利用部位は、パインニードルの葉及び果実部で、蒸留にて精油が抽出されています。もともと古代文明において儀式などに利用されていた経緯があり、当時はパインニードルを吸入によって薬効を得ていたとされます。肺部の感染症でる結核や肺炎、気管支炎といった症状に対して用いられていたとされます。現在、抗菌作用や消臭作用などが知られていて、ヨーロッパなどでは、石鹸などにも混ぜられています。パインニードルの良く知られる作用では、疲弊した精神状態を緩和し、活力を取り戻させる働きや、血流を改善し、関節痛などの痛みを緩和させるといったものがあります。また、皮膚疾患である湿疹などの炎症や切り傷及び擦り傷といったものにも有用とされています。その他、呼吸器系疾患に伴う痛みを緩和する作用などが指摘されています。ぱいんにーどるに含有される成分では、酢酸ボルニルといったエステル系、リモネンやカンフェン、α-ピネンといったモノテルペン炭化水素系のものが知られています。
ぱいんにーどる/アロマで期待される効能・効果
ぱいんにーどるのエッセンシャルオイル(精油)としては、強壮・抗菌・消臭・発汗・利尿・去痰作用など。また、鼻水の排泄を促進したり、健康の回復、粘液過多の治療といったものにも有用とされています。尚、肌へ与える刺激の影響が強いため、その利用の量に加減が必要とされています。特にスキンケアなどに使用するケースでは、ベースオイルで濃度を希釈した上での使用が薦められています。