スターアニスの概要
スターアニスはモクレン科に分類されていて、原産地を東アジアとする常緑樹となります。成長すると凡そ十メートル近くに達するものも見られ、果実の形状は星型をしています。よその地域では、なかなか成長しないと言われている樹木で、原産地特有の樹木となっています。利用部位は、スターアニスの果実部で、蒸留にて精油が抽出されています。また、果実を収穫する際は、緑色をしている最中に行われます。芳香は、アニスを彷彿させるようなものになっていて、更に強い芳香を有しています。十六世紀頃に東アジアからヨーロッパに伝播したと考えられており、その後栽培化が行われ、風味付けとしてリキュールに利用されるようになったと言われています。その他、肉料理やコーヒーなどにもスターアニスが使われていたとされます。日本では、大茴香(だいういきょう)の名称で知られていますが、その他の別名では、アニスベールやチャイニーズアニスと呼ばれることもあります。スターアニスに含有される成分では、リモネンなどのモノテルペン炭化水素系のものやアネトールなどフェノールメチルエーテル系のものが知られています。
スターアニス/アロマで期待される効能・効果
スターアニスのエッセンシャルオイル(精油)としては、消化促進・去痰・抗痙攣・ホルモン様作用など。尚、皮膚へ与える刺激が強いとされているため、その利用の量に加減が必要とされています。また、妊婦や授乳中の女性の方はその使用を控えた方が良いとされています。