マートル[まーとる]

マートルの概要

マートルはフトモモ科に分類されていて、原産地を地中海沿岸、イラン、北アフリカなどとしています。花は凡そ二センチ程度の直径を有し、常緑低木となります。利用部位は、葉部で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、オーストリアやモロッコ、チュニジアなどがマートルの生産地となっています。別名では、スイートマートル、ギンバイカ、イワイノキなどと呼ばれており、かつては香水に利用されていたとされます。またイギリスでは、ウエディングの際にも利用されていたらしく、和名のギンバイカはウメの花の白さに因んでいるとされます。一般に、マートルは心を安定させ、安眠を促進させる働きや高揚した感情を鎮静させる作用などがあると言われています。また、気管支系疾患の痛みの緩和や皮膚疾患であるニキビなどにも有効とされています。その他、インフルエンザや花粉症などの症状を軽減させたり、歯周炎にも有効と言われています。まーとるに含有される成分では、ミリテノールやネロール、リナロール、ゲラニオール、シネオール、α-ピネンなどが知られています。尚、乾燥させるとポプリとして利用されます。

まーとる/アロマで期待される効能・効果

まーとるのエッセンシャルオイル(精油)としては、駆風・抗菌・収斂・去痰作用など。また、寄生虫などに対しても有用に働くと言われています。