ブルームスパニッシュ[ぶるーむすぱにっしゅ]

ブルームスパニッシュの概要

ブルームスパニッシュはマメ科に分類されていて、ニオイエニシダとも呼ばれています。落葉低木の一つで、地中海地方に見られる植物となります。花は黄色をしていて、五月が訪れる頃に開花させます。特有の芳香が特徴になっています。利用部位は、レダマの花部で、溶剤を用いて精油が抽出されています。現在、フランスをはじめ、イタリアやスペインにおいてもブルームスパニッシュの産地となっています。スパニッシュブルームは日本でレダマと呼ばれているものですが、エニシダとは属が異なります。通常、エニシダは、ブルームの入った植物に対して呼ばれている名称ですが、レダマは例外となるようです。また、ブルームは三つに大別されていて、スコッチブルーム、フレンチブルーム、スパニッシュブルームとなります。このうち、アロマテラピーの領域でも用いられている精油は、スパニッシュブルームになります。一般に、ブルームスパニッシュは精神状態を高揚させ活性化させる働きや、血液循環を改善し、体温を上昇させる働きなどがあると言われています。ブルームスパニッシュに含有される成分では、酢酸リナリルなどのエステル系、ゲラニオールやリナロールといったモノテルペンアルコール系、そして、フェニルエチルアルコールなどが知られています。

ぶるーむすぱにっしゅ/アロマで期待される効能・効果

ぶるーむすぱにっしゅのエッセンシャルオイル(精油)としては、鎮静・強壮作用など。尚、肌へ与える刺激の影響が高くなっているため、その利用はフレングランスが薦められています。