セロリシードの概要
セロリシードはセリ科に分類されていて、食用にされているのは改良された品種となります。ヨーロッパ及び中近東などには、野生種のセロリシードが湿地において見られます。利用部位は、種子部で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、主な生産国は、インドやハンガリー、フランスといった国々になります。アロマテラピーの領域で利用されるのは、改良種ではなく野生種のセロリシードとなります。古くはギリシアなどで、魔除けに使用されたり、遺体から発する臭いを消臭したりする用途で使われていました。また、薬草としても強精及び整腸といった目的で利用されていたとされます。日本では、清正人参(きよまさにんじん)の名称で、江戸時代の書物に記録されています。これは、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、加藤清正が朝鮮より持ち帰ったとされる言い伝えに由来しています。セロリシードの良く知られる作用では、関節痛を緩和させたり、不眠症の改善、浮腫の改善といったものがあげられます。せろりしーどに含有される成分では、β-セリネン、リモネンといったものがあります。
せろりしーど/アロマで期待される効能・効果
せろりしーどのエッセンシャルオイル(精油)としては、消化促進・抗炎症・抗アレルギー・強精・疲労回復・整腸・強壮作用など。尚、肌へ与える刺激の影響が強いとされているため、その使用量に注意が必要とされています。