ペパーミント[ぺぱーみんと]

ペパーミントの概要

ペパーミントはもともと緑薄荷(みどりはっか)とヌマハッカの交雑から生じたとされるハーブで、シソ科に分類されます。原産地をヨーロッパとし、ペパーミントは湿度の高い地域において見られる多年草となります。利用部位は、全草で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、インドをはじめ、アメリカやイギリス、フランスといった国々が生産地となっています。ミントの種類は二十五種類程度が知られており、交雑種を入れると百種類を超えると言われています。ペパーミントは日本においても広く知られる植物で、お菓子や歯磨き粉、消臭剤など、その用途は多岐に渡っています。一般に、ペパーミントは高ぶった感情を抑制する働きや、意識をハッキリ持たせる作用などがあると言われています。また、乗り物酔いや吐き気などにも用いられており、便秘や下痢に対しても有用に働くと言われています。更に、痛みの症状である筋肉痛や頭痛なども緩和するとされます。その他、皮膚疾患であるニキビや痒み、炎症などを鎮静すると言われています。含有される成分では、リモネン、β-ピネン、シネオール、メントン、メントールといったものが知られています。

ぺぱーみんと/アロマで期待される効能・効果

ぺぱーみんとのエッセンシャルオイル(精油)としては、去痰・解熱・鎮痛・鎮痙・発汗・抗菌・強心・健胃・通経・抗炎症・収斂作用など。また、頭を明晰にする働きもあると言われています。尚、刺激の影響が高いとされているため、その利用する量に注意が必要とされています。また、妊婦の方や授乳中の方は、その利用を避けるべきとされています。