プチグレイン[ぷちぐれいん]

プチグレインの概要

プチグレインはミカン科に分類されていて、原産地をパラグアイとしています。オレンジの精油には幾つかの種類がみられますが、プチグレインはこのうちの一種となります。オレンジだけでなく、マンダリンやレモンなどからも抽出されるケースも見られます。利用部位は、枝及び葉部で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、パラグアイをはじめ、スペインやイタリアなどがプチグレインの生産地として知られています。名称は、この小形のオレンジの成熟していない見た目が、小さな穀粒であるグレンに良く似ているところに由来しています。古くは、穀粒から精油が蒸留抽出されていたと言われています。今日では、ネロリの代替用として使われることもあり、その他香水などにも多用されています。デオドラント効果に注目されていて、その消臭作用に期待されています。ストレスを払拭し、気分をリフレッシュさせたり、不安定な気持ちを落ち着かせたりする働きがあると言われています。また、消化を補助し、筋肉の痙攣を軽減する働きも知られています。その他、皮膚疾患であるニキビや吹き出物、脂肌などに対しても有用に作用すると言われています。プチグレインに含有される成分では、リモネンやオシメン、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、酢酸リナリルといったものが知られています。

ぷちぐれいん/アロマで期待される効能・効果

ぷちぐれいんのエッセンシャルオイル(精油)としては、鎮静・鎮痙・健胃・抗炎症・消化促進・血圧低下作用など。尚、日差しに当たる前の利用は控えます。これはぷちぐれいんに光毒性を有することで知られているためです。