クミン[くみん]

クミンの概要

クミンはセリ科に分類されていて、原産地をエジプトとする一年草になります。クミンの花は、春の終わり頃に開花させ、その色は桃色や白色となっています。小花で、これが果実となって実ります。利用部位は、果実である種子部で、これを粉砕したものから蒸留にて抽出されています。クミンそのものは香辛料として広く使われており、調理の際の風味付けに重宝されています。甘い芳香性を有し、その香りには惚れ薬的作用があるとされているため、異性をひきつけると言われています。古代ローマ時代には、高価な植物とされていた経緯があり、鎮痛や消化を促す働きなど、多くの作用があるとされています。現代では、精神状態を高揚させたり、筋肉痛や関節痛、頭痛といった症状を緩和させる目的などでも利用されます。また、惚れ薬的作用が知られていることから、特に男性の機能の能力を亢進させると考えられています。その他、生理不順に対しても作用すると言われています。含有される成分では、フロクマルン類やβ-ピネン、γ-テルピネン、クミンアルデヒドといったものがあります。

くみん/アロマで期待される効能・効果

くみんのエッセンシャルオイル(精油)としては、鎮痛・抗炎症・強壮・浄血・惚れ薬的・自律神経の調整・消化促進・抗菌・通経作用など。尚、肌への影響力が強く、刺激を有するため、その使用量に注意が必要とされています。また、利用した際の直射日光を控える必要性があります。これはくみんに光毒性が認められているためです。