コパイバ[こぱいば]

コパイバの概要

コパイバはマメ科に分類されていて、アマゾン周辺に古くから見られる植物の一つとなっています。利用部位は、このコパイバの樹木で蒸留にて抽出されています。また、樹木から自然流出する樹液が採取されるケースもあります。対象となるのは、誕生してから数十年以上たったもので、現在もブラジルが主なコパイバの生産国となっています。もともと、コパイバの樹木から自然流出する樹液が精油として利用されていましたが、この方法では採取量にも限界があるため、広く普及するに至った現在では、樹木から直接蒸留にて抽出する方法が一般化されています。栄養面では、自然流出による樹液から採取したものと蒸留にて抽出したものを比較すると、やはり蒸留の方が劣っています。また、芳香性やその作用なども自然流出の樹液のそれより劣るとされていますが、それでもアロマテラピーの領域では、蒸留にて抽出されたもので十分とされています。発想力や集中力などを亢進させるとされていて、ストレスなどを払拭するとも言われています。また、喘息や気管支炎、アレルギー疾患である花粉症や鼻炎といった症状に対しても有用に働くとされています。こぱいばに含有される成分では、β-カリオフィレンといったセスキテルペン炭化水素類、そしてモッチンなどのクマリン類といったものがあります。

こぱいば/アロマで期待される効能・効果

こぱいばのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗菌・細胞組織の再生促進・収斂・保湿作用など。尚、肌に与える刺激が強いため、利用される量に注意する必要があるとされています。