ヒソップ[ひそっぷ]

ヒソップの概要

ヒソップはシソ科に分類されていて、原産地をハンガリーとしています。葉は呼吸器系疾患の症状を緩和させる働きがあると言われているため、ハーブティーなどの茶剤として利用されるケースもあります。ヒソップは成長すると凡そ四十センチ程度の草丈に育ちます。利用部位は、ヒソップの全草で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、ドイツやフランス、イタリアといった国々がヒソップの生産地となっています。古くからリキュールや消臭目的で利用されていた経緯があり、その香りにはデオドラントの作用があると言われています。また、精神面に作用すると言われていて、ストレスや不安、心配といった症状を緩和すると考えられています。更に、神経の緊張を解きほぐし、血行改善や脂肪分解の促進作用もあると言われています。ひそっぷに含有される成分では、シネオールやα-ピネン、β-ピネン、ピノカンフォンカンファー、イソピノカンフォンといったものが知られています。

ひそっぷ/アロマで期待される効能・効果

ひそっぷのエッセンシャルオイル(精油)としては、強壮・駆虫・駆風・解熱・消化促進・抗菌・鎮静・鎮咳・鎮痙・発汗・利尿・強心・去痰・血圧上昇・収斂・通経作用など。また、頭を明晰にし、皮膚軟化や瘢痕形成といったものにも有用に働きかけると言われています。尚、肌への刺激が強いため、長期に渡っての利用は控えるべきとされています。また、妊婦の方や授乳中の方はその使用を控えた方が良いとされています。