ライム[らいむ]

ライムの概要

原産地をアジアとし、ライムはミカン科に分類されています。ベルガモットに良く似た香りを持つライムスイートもありますが、ライム自体は、非常に原始的なミカンとされています。利用部位は、果皮部で、圧搾或いは蒸留にて精油が抽出されています。現在、メキシコやインド、イタリアなどが生産地として知られています。やや苦味を有し、風味付けとして調理の際に用いられるケースが多いと言われています。緑っぽい実は球形をしており、レモンと似たようなものになっています。かつてライム運搬に船を用いていた際、不足しがちなビタミンCをこれで摂取していたとされます。一般に、らいむは精神状態を活性化させ、前向きな考え方にさせる働きや集中力の亢進作用などがあると言われています。また、消化液分泌を促進することから、食欲が増すとも言われています。らいむに含有される成分では、ベルガプテンといったラクトン系のものやパラシメンといったモノテルペン炭化水素系、リモネンなどのモノテルペン炭化水素系、γテラピネンといったモノテルペンン炭化水素系の成分が良く知られています。

らいむ/アロマで期待される効能・効果

エッセンシャルオイル(精油)としては、解熱・抗ウイルス・抗菌・止血・食欲増進・収斂・強壮作用、抗壊血病など。尚、使用の際の日差しは避けます。これはらいむに光毒性が見られるためです。また、他の精油に混ぜての使用が推奨されていて、皮膚が敏感な人は、その利用注意を要します。