カスターの概要
カスターはやや独特の芳香性を有し、古くはランプの燃料などとして古代エジプトにおいて用いられていたとされます。利用部位は、マメのような形状をした種子で低温圧搾にて抽出されます。カスターはあまり広く普及するには至っていませんが、質の良いカスターオイルは、多くの作用を持っているとされます。皮膚へ直接塗布すると、体内に蓄積された不要物質や有害物質などを体外へ排出する働きがあるとされていて、倦怠感などの体のだるさ、延いては関節痛や便秘といった症状に対しても、作用すると言われています。また、塗布する以外、湿布などの形式でも体の免疫力を高め、様々な病気を予防するとされます。現在、主なカスターの生産国はアメリカとなっています。原料となる植物は、唐胡麻(とうごま)と呼ばれるもので、この唐胡麻の別名が「ひま」となります。尚、カスターオイルはベースオイルの一つとして用いられています。
カスター/ヒマシ油/アロマで期待される効能・効果
カスターのエッセンシャルオイル(精油)としては、保湿性が非常に高く、肌を若々しく保ち、健康な皮膚を維持する作用などがあるとされます。尚、強い粘着性を有するため、マッサージなどには適さないとされています。そのため、シャンプーや化粧品、リップクリームなどに多用されています。