チュベローズ[ちゅべろーず]

チュベローズの概要

チュベローズはリュウゼツラン科に分類されていて、花は七月から九月にかけて開花させます。一重咲きは香料として利用されており、八重咲きは鑑賞の用途に使われています。利用部位は、花部で、溶剤を用いて精油が抽出されています。現在、アメリカやインド、エジプト、モロッコなどが生産国となっています。名称に、ローズが入っていますが、チュベローズはバラ科ではなく、リュウゼツラン科となります。日本では月下香(げっかこう)と呼ばれていて、切花などに使われています。これは採取してもしばらく特有の芳香を放っているためで、月夜の暁に開花させた芳香が、非常に評価されています。チュベローズの花から採取される精油は千分の一程度になっているため、とても価値のある天然精油となっています。良く知られる作用では、頭をすっきりさせ、精神状態を明るくするといったものがあります。また、老化現象と共に衰えた肌を、活性化させる働きや肌荒れなどを予防する作用も指摘されています。チュベローズに含有される成分では、ラクトン系のものやネロール及びゲラニオールといったモノテルペンアルコール系のものが知られています。

ちゅべろーず/アロマで期待される効能・効果

ちゅべろーずのエッセンシャルオイル(精油)としては、麻酔や皮膚軟化に対して作用するといわれています。尚、やや有毒性が認められているため、長期間に渡っての利用は控えるべきとされています。また、過剰に使用することも薦められていません。