カルダモン[かるだもん]

カルダモンの概要

カルダモンはショウガ科に分類されていて、野生種はインドやスリランカにおいて見られます。また栽培もされており、利用部位は種子で、蒸留にて抽出されます。採取する際は、完熟する前の果実部から取り出されます。カルダモンの原産地はインドとされていて、成長すると凡そ二メートル以上に達するものも見られ、多年草となります。今日では、アメリカやヨーロッパなどにおいても栽培化されていますが、もともとはインドを含む東南アジア諸国がカルダモンの起源となっています。カルダモンはスパイスの一つであることから原産地では古くから食用に使われていた経緯があり、それと共に薬草として数千年以上昔から様々な症状に対して適用されてきました。ただし、香辛料としても知られていたため、エジプトなどではその用途で使用していたとされます。かるだもんには、気分を落ち着かせ、緊張を解きほぐし、疲れを回復させる働きがあると言われています。また、腹部膨満感やそれに伴う食欲不振、延いては便秘にも有効とされています。その他、胃腸の働きを改善するとされることから、肌へも良い影響を与えると言われています。含有される成分では、リナリルアセテートやリモネンといったモノテルペン炭化水素系やシネオール、そしてリナロールなどのモノテルペンアルコール系、またテルピネルアセテートといったものがあります。

かるだもん/アロマで期待される効能・効果

かるだもんのエッセンシャルオイル(精油)としては、消化促進・鎮痛・鎮静・惚れ薬的・強壮作用など。尚、肌への刺激が考えられるため、その量に加減が必要とされています。