ブラックペッパー[ぶらっくぺっぱー]

ブラックペッパーの概要

ブラックペッパーはコショウ科に分類されていて原産地をインドとしています。成長すると凡そ八メートル以上にも伸長する常緑低木となります。利用部位は、果実部で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、インドをはじめ、スリランカやマダガスカル、シンガポールといった地域がブラックペッパーの生産地となっています。スパイスとしての歴史は古く、古代ローマ時代には高い価値があったとされます。国によっては病気の治療に用いたりされていた経緯があり、中世では、貿易において非常に重要な位置を占めていました。そのため、ヨーロッパ諸国内でしばしば争いが見られたとされます。一般に、ブラックペッパーは心を一新させたり、体の血行を改善し、延いては体温を上昇させ、新陳代謝を促進する働きなどがあるとされています。また、呼吸器系の器官を強め、便秘を改善するとも言われています。その他、消化を補助したり、打ち身などの治癒を促進する働きなどがあるとされています。ブラックペッパーに含有される成分では、β-ピネン、サビネン、ミルセン、リモネンといったモノテルペン炭化水素系やβ-カリオフィレンといったセスキテルペン炭化水素系の成分が知られています。

ぶらっくぺっぱー/アロマで期待される効能・効果

ぶらっくぺっぱーのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗ウイルス・消化促進・鎮痛・鎮痙・抗炎症・強壮・抗菌作用など。尚、利用形態は、芳香浴やマッサージ、入浴といったものになります。